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あの頃も今も

by kumami

あの頃も今もこんな風に

飽きることなくいつまでも

遊んでいたいと思っていた

貝殻を拾ってみたり

石ころを拾ってみたり

石ころを波の上に飛ばしてみたり

何かを考えてみたり

何にも考えずにぼんやりしてみたり

この先の不安とか

叶わないだろう夢とか

昨日の嫌なこととか

いつか来るはずの幸福とか

来るかもしれない怖いこととか

いろんなことを抱えながら

波に足をつけて

追いかけたり逃げたりして遊んだ

砂の感触も波の冷たさも

とっても気持ちが良くて

もうこの時ばかりは

何もかもどうでも良くて

あの時も今も

素直な大自然の子供になって

ひたすら遊ぶ

きっとこの先も

何歳になっても

裸足で波打ち際に来たら

同じように子供に戻るに違いない

由良海岸

母の生みの親である祖母が夏になると

海の家にアルバイトに来ていた

一人旅を覚えた十代の私は

祖母を訪ねてこの海に来た

もっともっと前

世の中のことを知らない子供の頃

庄内の田舎に集まった親戚一同と

海水浴に来たのもこの海だった

この白岩大神の岩を

一周して泳ごうと一人挑んで

溺れかかったのもこの海だった

生かしてくれてありがとう

しっかし困難な人生よ

きっとまた来るのだろう

この海に

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