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海辺の生活 にほんの夏

by kumami

(二〇〇七年八月六日の日記より)

風の吹く夏の日。

うなぎ屋ののれんがはためく。

古い情緒の残る通りで風に揺れる布の旗が涼しげ。

日本人の夏には、昔から日本人が食べてきたものが、夏を乗り切るために一番必要な食べ物なんだろうと信号待ちをしながら思う。

大嫌いだったうなぎに急激にはまった。

かなりおいしい。

一人でうなぎを夏の遅い午後の時間に食べる大人に私もなったのか、と感慨深い。

医者に行くよりうなぎ、温泉。

なぜうなぎかというと、その効果がかなりのものだと実感したから。

以前、気乗りしないで食べた温泉の食堂でのうなぎの翌日の身体の変化、先週のじんわりとした元気。

確実に体調にあらわれる。

いろいろ考えさえしなければ、甘辛い日本のミラクルおいしい味の染み込んだご飯がおいしくないわけがない。

満足満腹で暑い夏の通りで風に吹かれて気持ち良く、日本の夏はいいなあと思う。

毎年海岸へ見に行っていたため気がつかなかった感動を今夜知った。

台所の窓から、花火が見事にきれいにどでかく見えるのだった。

来年もこの部屋に暮らして、灯り消して友達とビールとつまみで見物なんてかなりいいなあなんて。

この町は思っているより神様がいる。

電車で帰ってくる数駅前まで雷雨だったのに、ここは晴れている。

花火は煙にも風にもじゃまされず、完璧にきれいだった。

★場所の情報など

写真は平塚のうなぎ屋、茅ヶ崎海岸。二〇〇五年頃。

カメラはオリンパスμ

(実はうなぎ、以前は大嫌いでした。とあることが原因で薬や病院を頼らなくなっってから、うなぎのメニューしかない温泉の食堂で食べたのがきっかけで、好きな食べ物の一つになりました。肝吸いも忘れずに!)

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