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旅と観光旅行の違いと私の旅歴

by kumami

旅行といっても、旅と観光旅行では違うと思っています。旅人はなんとなく時間はあるけど貧乏なイメージで、観光客はなんとなくお金はあっても時間に余裕がなさそうなイメージ。旅ではあまり贅沢をしないけど、観光旅行では普段使わないようなお金も使ってしまう。旅は基本一人で仲間は旅先で出会う人、観光旅行は最初から仲間がいた方が楽しい。

このブログでは九星気学とか方位とか、気の旅とか言ってしまってますが、そもそも旅を始めたのはそれがきっかけではありませんでした。性格を変えたかったのです。内向的で友達も少なく、口数も極端に少なく、自分でもそんな自分が嫌だった。

そんなとき、クラスメイトが言ったのです。自分も内向的だったけど、ユースホステルに泊まって旅をするようになったら性格が変わったのだと。目の前が開けたような気がしました。旅かぁ、と。高校生の頃でした。

その後、ずっとその思いを暖めて、二十歳前頃だったかな、念願の一人旅をしました。もちろん、ユースホステルです。ただ、ゲームやミーティングはやはり苦手で、根本的な性格は変わりませんでした。二十歳を過ぎ、なぜか突然オートバイの免許を取得。それから約10年ちょっとは、ソロツーリングという旅に。

こんなことがありました。島へ渡る船のターミナルでヘルメットを脱いでうろうろしていたら、おばさんに、まず鏡を見てきなさいと笑われました。トイレに行ってみると、鼻の周りや目の周りが真っ黒。排気ガスです。

その頃の自分は、ロボットのようなブーツを履いて、男っぽいジャンパーを着て、きれいとは言えないジーパンをはき、ヘルメットをぬいでも男顔。しかも長身。偏見の目はかなりあったと思うのですが、何しろそんな自分が正しいと思い込んでいたのか、あまり記憶がありません。当時の自分は、人にどう思われているのか、けっこう気にしていたのかもしれないけれど、今となっては記憶が薄いのです。

三陸の海岸沿いで、北に向かう途中、雨に打たれ、疲労に負けて、飛び込みで宿に泊まったことがありました。そこでは、自分よりちょっとだけ年上の女性が子どもをおんぶして働いていて、こんなことを言われました。「羨ましい。自由でいいですね。」と。

そうかと思うと、東北のとある漁港では、漁師さんにこんなことも言われました。「そんな年で、ブラブラしてると、年とってからひどい目にあうぞ。」と。ちゃんと働いていないという意味だったと思います。平日だったので。年をとってから、まともになっていない自分を省みるとき、その言葉を思い出してしまいます。

そしてまた、峠でアイスクリンを売っているおばあちゃんを見ては涙が流れ、すみませんと心でつぶやき、道路の夜間工事のおじいさんや父親のような年代のおじさんを見ては、申し訳ありませんと胸が詰まり。そんなこんなありながらも旅することをやめられず、バイクを下りてからも、電車、バス、自転車、ごくたまに飛行機などで旅をしているのです。最近は散歩が多いですが。

いつのまにやら、旅の目的が旅することではなく、良い気をいただいてくることに変わってしまいましたが、基本は同じです。そこにあるものを見て感じて、何かを思い、あるいは何も考えず、そこにいること、移動し続けること、それが私の旅だと思っています。

若い頃の旅が懐かしくなりました。ノスタルジーというのでしょうか。それって、精神的には良いことらしいです。今夜も遅くなりました。いい夢を見て眠りましょう。

★場所の情報など

背景の写真は、仙台うみの杜水族館

公式サイト:http://www.uminomori.jp/umino/

カメラは、Canon PowerShot SX150IS。

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