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雪の塩竃へ行ってきました

by kumami

2017年12月27日12:40頃、宮城県の塩釜港。雪時々晴れ、時々吹雪。最高気温1℃。近場ではありますが、今年最後の北東吉方散歩へ行ってきました。電車で気軽に行ける海、正確には港ですけど。故郷の海、第一弾です。

JR仙石線本塩釜駅からイオンを通って二階に上がると、観光船などに乗るマリンゲート塩釜へ続くマリンデッキがあります。これは、東日本大震災後にできたもので、観光桟橋はいまだ工事中でした。今日は風も強くて、そのせいでしょうか、観光船は沖の方に停泊していました。マリンデッキからはこのような風景が見られます。

マリンゲートも2011年3月11日の東日本大震災で津波の被害を受けました。津波はこの高さまで到達したと記されていました。ある場所では腰の高さ以上、ある場所では頭の高さを超えています。

マリンゲートは津波避難ビルになっているようです。隣には津波防災センターができていました。

マリンゲートには、松島や湾内の島々へ渡る生活用の船や観光船に乗る桟橋があるのですが、いまだこんな状態で工事が終わっていません。ニュースで見た記憶のある方もいらっしゃるかどうか、岸壁に船が乗り上げていたのがこのあたりです。

仙台で駅に向かって歩いているときには、手がかじかんでものすごく寒さを感じたのですが、塩竃に着いて歩いているときには、それほど寒さを感じませんでした。海側は内陸よりほんの少し暖かいのでしょうか。

お昼も過ぎたので、マリンゲートの素敵なレストランには入らず、駅方面へ戻ってレトロな喫茶店コロラドでクラブサンドセットをいただきました。北東の象意「積み重ねたもの」でサンドウィッチ、どうでしょう。コーヒーもクラブサンドも美味しかったです。身体も暖まり、塩釜神社方面へ向かいます。

上はお酒好きならご存知の「浦霞」の本社(酒蔵)です。お正月の準備中でした。塩竃の街には、このようなレトロな建物がけっこう多いんですよ。近くには、藻塩のチョコレートを売っているお店や、ジェラート屋さんもあるんですが、今日はスルーで。

こちらは「御釜神社」。鹽竈神社の境外末社で、塩竈の地名の由来とされる竈が境内にあります。竈の中の水は干ばつの時にも枯れないといわれ、日本三奇の一つともされています。日本に異変があるときは、竈の水の色が変わるといわれているんだそうです。東北大震災の直前にも、水の色が変化したのだとか。

塩竃神社へ近づくと雪が激しく降ってきました。神社への参道は何通りかあるのですが、正面の階段が一番のパワースポットだといわれています。こちらもまた、大晦日の大祓と新年の準備中でした。境内へ入ると少し雪が小降りに。

上左は随身門、上右は随身門の門松、下左はツララのできた手水舎、下右は唐門。

こちらは正面にある左右宮。実はこちらは本殿ではありません。左右宮を正面に見て右手に曲がったところにある「別宮」が特別という意味の本殿なのだそうです(下の写真)。塩竃神社は、陸奥国一之宮ということもあり、航海や漁業、安産などの神様でもあり、初詣にはとても賑わう神社です。

左右宮の御祭神は、武甕槌神(たけみかづちのかみ)・経津主神(ふつぬしのかみ)、ともに武神だそうです。本殿の御祭神は、鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)で、塩の神・安産の神とされています。境内には志波彦神社もあり、ご祭神は志波彦大神で、謎の多い神様だそうです(下)。

塩竃神社境内から見た塩釜港です。神さまは必死で守ろうとしたのでしょうね、あの日。2011年の夏頃お参りに来た時には、気のせいかとても寂れた雰囲気でした。桜井識子さんというブロガーさんの本には、津波のあった沿岸の神社の神々さまは、力を使い果たしてくたびれてひっそり休んでおられるというような記述がありました。たしかに、そんなふうだったなと振り返ってみて思います。

境内の赤い実。

行こうかどうしようか迷った今日。何しろ最高気温1℃で雪、強風、との天気予報に弱気になりました。まあ、遠くではないし、ダメならランチだけして帰ってこようと、一番がっちりしたダウンコートとブーツで身を固めて出かけました。今日もまた、行って良かった、そう思えた吉方散歩でした。

★場所の情報など

マリンゲート塩釜:宮城県塩竃市港町一丁目4-1 http://shiogama.co.jp/marinegate/

塩竃神社:宮城県塩竈市一森山1-1  http://www.shiogamajinja.jp/

カメラはCanon PowerShot SX150IS

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